ここを読んでお気づきの方もいらっしゃるかもしれませんが
そうなんです。
私たちが普段口にしない色は食欲に結びつかないので
飲食の看板には適していない色だと言えるのです。
前のページでもお話しした通り
赤やオレンジ、黄色、そして緑などは食欲を増進させますが
青やグレーのように食材の少ない色は食欲を減退させてしまいます。
人間にとって味覚と色の関係は、それを味わった時の経験と色とが結びつくからだと考えられます。
たとえばバナナを例に挙げてみると日本では熟しておいしいとされているバナナも
ヨーロッパでは青くてかたいバナナの方が美味しいと考えられています。
なので日本とヨーロッパとでは美味しいと感じる色が違うのです。
国によって味覚が違うことによって色に対するイメージも異なってくるのです。
不思議ですよね。
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